
「台風6号が来るって聞いたけど、うち大丈夫かな…」
そう思いながら、まだ何も準備できていない方も多いのではないでしょうか。
台風6号(チャンミー)は、2026年6月2日〜3日にかけて九州から関東を縦断する進路をたどっており、気象庁も警報級の大雨と暴風への厳重な警戒を呼びかけています。6月上旬にこれほど直撃コースをたどる台風は近年まれで、異例の事態です。
「でも、今から何をすればいいかわからない」
大丈夫です。台風が来る前日でも、やれることはたくさんあります。この記事では、屋外・屋内の対策から停電・断水への備え、当日やってはいけないことまで、今すぐ使えるチェックリスト形式でまとめました。
まだ間に合います。一つひとつ確認しながら、大切な家族と家を守る準備をしていきましょう。
台風6号(チャンミー)、なぜ今年は異例なの?
台風は例年、6月から11月が発生シーズンとされています。ただ、6月上旬に日本列島へ直撃コースをたどる台風は、近年ではほとんど見られませんでした。
今年2026年はすでに6号まで発生しており、通常より早いペースで台風が増えています。専門家の間では温暖化による海水温上昇が影響しているとの見方もあり、今後の台風シーズンも例年以上の警戒が必要です。
6月上旬の直撃は近年まれ
気象庁のデータによると、6月に本州へ接近・上陸する台風は統計的に非常に少ない時期です。「まだ梅雨入りもしていないのに台風?」と驚いた方も多いはず。油断しやすい時期だからこそ、被害が大きくなりやすいので注意が必要です。
今回の進路と影響エリアまとめ
台風6号は6月2日夜から九州・四国に最接近し、3日には東海・関東へ進む見通しです。特に三重県では6月の月間平均雨量を1日で超える降水量が予想されており、土砂災害への警戒が最優先です。JR東日本や東京メトロも3日の計画運休・遅延をすでにアナウンスしており、仕事や学校への影響も必至です。
台風の進路は急変することがあります。気象庁の台風情報(https://www.jma.go.jp)で最新情報をこまめにチェックしてください。
台風が来る前日にやること【屋外編】
風雨が強まってからでは、屋外の作業は非常に危険です。今日中に済ませておきましょう。
物干し竿・植木鉢は必ず室内へ
物干し竿は「固定しているから大丈夫」と思いがちですが、固定用の結束バンドが劣化している場合、強風で簡単に飛ばされます。近隣の窓ガラスや車を傷つける凶器になりかねないので、必ず室内か床に降ろしておきましょう。植木鉢も同様に、風で飛ばされそうなものはすべて屋内へ移動させてください。
側溝・排水溝のゴミを取り除く
台風の大雨で側溝や排水溝が落ち葉やゴミで詰まっていると、あっという間に浸水します。自宅周辺の排水溝を今のうちに確認して、詰まりを取り除いておきましょう。たった5分の作業が浸水被害を防ぐことにつながります。
テレビアンテナ・屋根の点検
アンテナが錆びていたりゆるんでいたりすると、強風で倒れて電線に接触し、停電の原因になることがあります。自分で屋根に上がるのは台風前でも危険を伴うため、気になる場合は早めに業者へ相談しましょう。
台風が来る前日にやること【屋内編】
屋外の対策が終わったら、次は家の中を整えましょう。
窓の養生テープ・飛散防止フィルム
飛来物が窓ガラスに直撃すると、ガラスが室内に飛び散り大怪我につながります。雨戸やシャッターがある場合は必ず閉めましょう。ない場合は養生テープをガラスに貼ることで、割れた際の飛散を抑えることができます。カーテンも必ず閉めておきましょう。
養生テープは「×(バツ)」や「米(こめ)」の字に貼ると、力が分散されてより効果的です。
お風呂に水をためておく理由
台風による断水に備えて、お風呂に水をためておきましょう。飲料水としては使えませんが、トイレを流す水や体を拭く水として非常に役立ちます。断水が解消されるまでの数日間、生活を支える大切な備えになります。
スマホ・モバイルバッテリーを満充電に
停電時にもっとも困るのがスマホの充電切れです。避難情報や気象情報をリアルタイムで確認するためにも、スマホとモバイルバッテリーは今すぐ満充電にしておきましょう。台風が接近する前の今が最後のチャンスです。
停電・断水に備える非常食・備蓄品リスト
ライフラインが止まっても、最低3日間は自宅で過ごせる備蓄が理想です。
水は1人1日3L×3日分が目安
政府の家庭向けガイドラインでは、飲料水は「1人1日3L、最低3日分」の備蓄が推奨されています。4人家族なら最低でも36L。ペットボトルの水を今日中に確保しておきましょう。
カセットコンロ・缶詰・レトルト食品
停電になるとIHコンロや電子レンジが使えなくなります。カセットコンロとガスボンベがあれば、温かい食事をとることができます。缶詰・レトルト食品・インスタント麺など、火を使わなくても食べられるものも合わせて備えておくと安心です。
| 備蓄品 | 目安量(4人家族・3日分) | ポイント |
|---|---|---|
| 飲料水 | 36L以上 | ペットボトルで保管 |
| 缶詰・レトルト | 12食以上 | 好みのものを選ぶ |
| カセットボンベ | 6本以上 | 1本で約60分使用可能 |
| 乾パン・ビスケット | 適量 | 火を使わずに食べられる |
懐中電灯・ラジオ・救急用品
停電時に懐中電灯がないと、夜間は何もできなくなります。電池式のものを必ず1本用意しておきましょう。また、停電中はスマホの電波が不安定になることもあるため、電池式のラジオがあると気象情報や避難情報をキャッチできて安心です。
台風当日にやってはいけないこと
備えと同じくらい大切なのが「やってはいけないこと」を知っておくことです。
冠水した道路は絶対に歩かない
冠水した道路は、見た目よりもずっと深かったり、マンホールの蓋が外れていたりと非常に危険です。「膝くらいの深さなら歩ける」と思っても、水流が強ければ足をとられて転倒・流されるリスクがあります。冠水エリアには絶対に近づかないようにしましょう。
「少しくらい大丈夫」の外出が一番危険
台風接近中の外出で最も多い事故が、「少しくらいなら大丈夫」という油断による転倒・飛来物への接触です。風速30m以上になると看板やトタン板が凶器化します。台風が通過するまでは、不要不急の外出は絶対に避けてください。
・冠水した道路を歩く・車で走る
・台風接近中に海岸・河川に近づく
・「ちょっとだけ」と思っての外出
・台風通過直後に油断して外に出る
ハザードマップで今すぐ自分の地域を確認しよう
自宅がどんな災害リスクエリアにあるかを知っておくことは、台風対策の大前提です。国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では、自宅周辺の浸水リスクや土砂災害の危険エリア、最寄りの避難場所を無料で確認できます。
まだ確認したことがない方は、今すぐチェックしておきましょう。いざ避難が必要になったとき、事前に把握しているかどうかで行動スピードが大きく変わります。
(参考:国土交通省「ハザードマップポータルサイト」https://disaportal.gis.go.jp)
まとめ
台風6号は今日・明日にかけて西日本〜東日本を直撃する、異例の早さで接近する台風です。「まだ何もしていない…」という方も、今からでも十分間に合います。
今日やっておくべきことは大きく3つです。屋外の物干し竿や植木鉢を室内に入れること、窓に養生テープを貼ってスマホを満充電にすること、そして水・非常食・懐中電灯を確認することです。
【屋外】
□ 物干し竿・植木鉢を室内へ移動
□ 側溝・排水溝のゴミを取り除く
□ テレビアンテナ・屋根の状態確認
【屋内】
□ 窓に養生テープを貼る・雨戸を閉める
□ お風呂に水をためる
□ スマホ・モバイルバッテリーを満充電
【備蓄】
□ 飲料水(1人1日3L×3日分)を確保
□ 缶詰・レトルト食品・カセットコンロを確認
□ 懐中電灯・電池・ラジオを確認
【情報】
□ 気象庁で最新の台風情報を確認
□ ハザードマップで自宅のリスクを確認
□ 家族と避難場所・連絡方法を共有
台風対策は「備えた人が勝ち」です。10分の準備が、家族の安全を守ることに直結します。今すぐチェックリストを見直して、安心して台風を乗り越えましょう✨
養生テープはどこに売っていますか?
ホームセンター・ドラッグストア・100円ショップで購入できます。台風シーズンは売り切れることが多いので、今日中に近所のお店で確認してみてください。なければ普通のガムテープでも代用できますが、窓ガラスに跡が残りにくい養生テープがおすすめです。
お風呂の水はいつためればいいですか?
台風が接近する前日の夜、または当日の朝までにためておくのが理想です。断水はいつ起きるかわからないので、早めに行動しておくと安心です。
停電はどのくらい続くことがありますか?
台風による停電は数時間〜数日続くケースがあります。2019年の台風15号(房総半島台風)では最大約2週間停電が続いた地域もありました。モバイルバッテリーや電池式ラジオ・懐中電灯は必ず事前に準備しておきましょう。
子どもやペットがいる場合、特別に準備することはありますか?
子どもがいる家庭は、怖がったときに安心できるお気に入りのおもちゃや絵本を非常袋に入れておくと良いでしょう。ペットがいる家庭は、ケージ・フード・ペットシーツを必ず準備し、避難先がペット同伴可かどうかも事前に確認しておきましょう。
台風が過ぎた後、すぐに外に出ても大丈夫ですか?
台風が通過した直後は、まだ強風や増水した河川が危険な状態のことがあります。気象庁や自治体から「安全宣言」が出るまでは、不要な外出を控えるのが鉄則です。特に海岸・河川付近には絶対に近づかないようにしてください。